ニキビにも効くジスロマックの他の抗生物質にない特徴

抗生物質による細菌感染症の治療は歴史の長いものであり、ペニシリンの発見以後、様々な抗生物質が開発されてきたことによって多くの細菌感染症が治療可能なものとなってきました。ペニシリン系、セフェム系、テトラサイクリン系、ニューキノロン系、マクロライド系などの様々な種類の作用機序が異なる抗生物質が開発されてきたことによって、以前では治療のできなかった細菌感染症にも次々に治療法が確立されてきています。その中でも比較的新しい抗生物質として注目されているのがジスロマックであり、分類としてはマクロライド系抗生物質になります。ジスロマックはマクロライド系抗生物質の中でもニューマクロライドと呼ばれるほどの他の抗生物質にはない特徴を持っています。マクロライド系抗生物質は抗菌スペクトルが広いことが特徴であり、ほとんどの細菌に対して有効であることに加え、クラミジアやマイコプラズマなどに対して有効性を持っているというのはジスロマックも同じです。しかし、ジスロマックはそれに加えて経口吸収性が高く、組織移行性も高いことから持続的に効果を発揮することができるということが特徴となっています。そのため、一般的な細菌感染症に対しては一日一回の投与を三日間行うだけで治療を行うことができ、その効果は二週間程度続くとされています。そのため、多くの細菌感染症に対して使用されてきており、医師からも患者からも信頼性が高く、使いやすい抗生物質として人気が高まっています。その結果として、ニキビに悩まされていた患者のニキビの状態が良くなるという報告もあり、アクネ菌に対する有効性も見出されてきているのが現状であり、その適応拡大が望まれています。